カルシウム+ビタミンDが理想
カルシウムとビタミンDは、まるで夫婦のように切っても切れない関係にあります。
骨や歯にとって、その材料となるカルシウムはなくてはならないものであることはよくわかります。
しかし、そのカルシウムが今どこで足りないか、余っているかを判断し、
余っているところから足りないところへカルシウムを運搬するのはビタミンDの働きなのです。
ですから、カルシウムはあっても、ビタミンDが足りないと丈夫な骨や歯を作ることはできません。
こうしたカルシウムの代謝やその働きの調節をするビタミンDですが、
正確には、ビタミンDのままではまだこの作用をすることはできません。
ビタミンDから「活性型ビタミンD」に変わると、この働きをより効果的に行うことができます。
ビタミンDはどこで活性型ビタミンDに変わるのでしょう?
食事などから摂取されたビタミンDは、腎臓と肝臓で活性型ビタミンDに変わります。
活性型に変わったビタミンDは、小腸からカルシウムを吸収して骨や腎臓に運ぶことで、
体全体のカルシウムの吸収と排泄をバランスよく調節します。
腎臓と肝臓の機能が低下すると、ビタミンDを活性型のビタミンDに変える能力も低下します。
骨の老化とは一見関係なさそうに思える腎臓や肝臓ですが、
ビタミンDとの関連から見ていくと、
実は、腎臓や肝臓が骨の老化、骨粗しょう症とも深くつながっていることがわかってきます。
腎臓や肝臓の機能が低下した人には、骨粗しょう症の治療薬として
活性型ビタミンD剤がよく使われるとのことですが、
骨の強化→カルシウムの吸収→活性型ビタミンDの助け→腎臓・肝臓の機能低下→
のつながりで見ると、なるほどと理解できます。
ビタミンDの一日の所要量は、成人で2.5μg、妊婦や授乳婦で7.5μgと極微量です。
マグロやカツオなど赤身の魚に多く含まれています。
刺し身なら5〜6切れで一日の所要量を満たすことができます。
ちなみに、同じカツオでも秋ガツオは春ガツオの2倍以上もビタミンDを含むそうです。
また、紫外線を浴びることで、皮膚内にあるプロビタミンDがビタミンDに変化しますので、
1日30分〜1時間程度、適度に日光を浴びることは必要です。
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