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高血圧にルチン

「高血圧にそばがいい」と言われます。
それは、そばに多く含まれるルチンの作用によります。
ルチンは正確にはポリフェノールではなく、フラボノイド（ビタミンＰ）に属す栄養素です。
フラボノイドもポリフェノールと同様、強い抗酸化作用をもち、
老化やがんの予防など、健康に役立つ成分として最近注目を集めています。

特にルチンには、毛細血管に弾力性をつけて強化し、血液の流れをスムーズにする働きがあります。
これによって高血圧や脳血管障害などの予防に効果を発揮します。
また血流がよくなることにより、冷え性や肩こりの予防・改善効果も期待できます。
1日20mgの摂取が目安ですが、ちょうどそば一人前（約200ｇ）のルチン含有量が20mgです。
ルチンはそばの外皮に近い部分に多く含まれていますので、
食べるなら精白度の低い田舎そばがお奨めです。

またルチンは水溶性ですので、茹で汁の中に多く溶け出ています。
そば湯を飲む習慣にもちゃんとワケがあるのですよ。
さらには、ビタミンＣと一緒に摂取すると、ルチンの効果がよりアップします。