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こんなにある活性酸素発生源

活性酸素の発生源は、呼吸による代謝作業だけではありません。
日々のストレスによっても発生します。
たばこの煙、車の排気ガス、紫外線、電磁波、農薬、食品添加物なども発生源です。

現代社会においては、ストレスを感じたことのない人など、どこにもいないでしょう。
人間関係の悩み、仕事や経済的な問題、病気や将来への不安など、
かたちは違っても、誰もが何らかのストレスを感じています。

人はストレスを受けると副腎皮質ホルモンの分泌が増え、緊張感が高まります。
緊張をやわらげるため、人の体は抗ストレスホルモンを作りますが、
この時に抗酸化物質のビタミンＣが使われます。
抗酸化物質のビタミンＣが減ることにより、結果として活性酸素が増加します。
また抗ストレスホルモンが分解される過程でも活性酸素が発生します。

たばこの煙を吸い込むと、肺に侵入した有害物質を取り除くために白血球が大量の活性酸素を発生させます。
また、たばこの煙には活性酸素そのものである過酸化水素が含まれています。
たばこ２本でビタミンＣの一日の必要量（50�r）が破壊されると言われます。
抗酸化物質のビタミンＣが減ることにより、活性酸素への抵抗力が弱まります。

自動車の排気ガスに含まれる有害物質の窒素酸化物が体内に入ると、活性酸素を大量に発生させます。
窒素酸化物はガソリン車の排気ガスにも含まれますが、特にディーゼル車の排貴ガスに多く含まれています。

人間の肌や皮膚の細胞は、紫外線に当たると活性酸素を発生します。
細胞内で発生した活性酸素から肌を守るために、メラニン色素が生成されます。
メラニン色素が、紫外線によって発生する活性酸素から細胞を守ってくれます。
日焼けは、メラニン色素が肌や皮膚の細胞の代わりに酸化されて黒くなった結果です。
しかし、活性酸素によってダメージを受けた肌は、シミやしわの原因となります。

こうして見ると、私たちの身のまわりは活性酸素の発生源だらけと言えます。

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